パラグアイのテレレ文化

¡Hola!

petitepouleです☀

今回は先ほど予告していた「テレレ(Tereré)」について書こうと思います。

テレレとはマテという茶葉を冷水に入れた飲み物のことで、パラグアイでは飲まない人はいないと言われるほどポピュラーな飲料になります。

パラグアイではお肉がメインの料理が多いため、野菜不足を解消したりお腹の調子をよくしたりするために日常で飲まれているそうです。

ネットで検索するとテレレについて詳しく載っている記事もいくつかありましたが、どうやらユネスコの世界無形文化遺産に登録されているそう!

 

先日旧市街を観光している際に、路上でテレレを売っていたおじちゃんがいて、せっかくなのでトライしてきました🍵

 

ずらっと並んだ(ハーブっぽい)薬草をチョイスして、それを木の臼のようなものですり潰します。様々な効能があるそうですが、私たちはお任せで選んでもらいました。

すり潰した草と冷水、氷をポットのジャー(通称テルモ)に入れ、コップ(通称グアンパ)には大量のマテ茶葉を入れて完成です。

ジャーに入れた薬草水をコップに注ぎ、パイプのような茶葉を吸わない構造になっているステンレス製のストロー(通称ボンビージャ)で飲みます。

  

こ、こんなにいれるの!?と思わずにはいられないほどの茶葉の量でしたが、これが普通だそう。工事現場で使うような汚れたバケツに入っていた水を使っていたので衛生的に大丈夫かしらと心配ながらもこれも異文化体験。さすがに飲料用のお水はきれいなはず!とおそるおそる飲むと、濃いめの薬草水のような味でしたが、お茶のような風味もあり不思議な味でした。日本で売られているマテ茶とは味が全く異なり、苦みのあるお茶のようでした。(後日お腹壊すことはありませんでした!)

ジャーに入っている水も1L以上あり、気軽に飲みきれる量ではありませんでしたが約120円程度で飲むことができます。

現地の人はこのテレレと共に休憩したり、会話したりしてまったりしたりと過ごしているようです。何もしてなくてもテレレは隣に置いておく。時間の流れ方がゆっくりな感じがしました。市場やスーパーにもこのテレレセットが売られていて、マイボトルとして持ち歩いている人を多く見かけました。環境にやさしい!

 

テレレを提供していたおじちゃんも優しい人で話しかけてくれたり、飲み方に困っていると近くの知らない人に教えてくれたり、ローカルの人の温かさも感じられました。

もちろん温かいマテ茶もあって、朝はホット・日中はテレレ・夜はビールの人も多いとか。スーパーにもマテ茶コーナーがあって商品がずらっと並んでいました。

         

日本茶でもこんな種類はなかなか見かけません。お土産にもピッタリそうです!

テレレは旧市街だけでなく、ところどころ路上でも売られていました。

せっかくなので私もお気に入りのコップとストローを探してみようと思います✨